日本人オーナーがグアムでレストラン経営を成功させるポイント ~初めての海外起業グアム編 第5回 ~

移住/就労/起業

「初めての海外起業 グアム編」の第5回目、今回は日本人オーナーがグアムでレストラン経営を成功させるポイントについて、実際の例をもとにご紹介します。

(前回のお話はこちら)

(4回目)

これまで日本からグアムにいろいろな人がやってきて開業してきました。

成功している人、なんとかやっている人、うまくいかずに撤退した人、それぞれです。

私は仕事やプライベートでそれらの人たちと付き合いがあり、時に相談に乗ったり話を聞いたり、お仕事をいただいたこともありました。今回はその経験から感じた成功の理由&ポイントを分析します。

ローカルにターゲットを合わせよ!

成功しているレストランは、味とサービスはもちろんですが、それ以上に大事なことがあります。

それはターゲットの明確化です。

成功しているレストランはローカルに人気があります。

メニューの内容もそうですが、ボリュームも大事です。




本格的な和食というより定食/お弁当屋さんの感覚で

和食というと寿司、天ぷら、懐石などいろいろ思い浮かびますが、グアムでは本格的な和食というよりも、日常生活で日本人が食べている食事をイメージするのがいいと思います。

例えばトンカツ、唐揚げ、ラーメン、カレーライス、うどん、刺身や天ぷらなどが入った定食や弁当ボックスも人気です。イメージとしては「ほっかほっか亭」など日本のお弁当屋さんのメニューあたりが参考になるかもしれません。もちろん見た目からしてボリュームはたっぷり、がいいです。

フュージョンもOK

日本の寿司職人は「邪道だ!」と言いますが、グアムではカリフォルニアロールを始めアメリカンスタイルの巻き寿司も人気です。従来の和食にローカルの好きな味を加えて、新たな創作料理を提供することも良いでしょう。特にスパイシーフードは南の島に合うと思います!中には「これが和食?」と思うくらいすっかり変わり果てた和食もありますが、それもありです。


現地のレストランを食べ歩く

今はコロナかで渡航は難しいので、終息したらの話です。グアムではどのような味が流行っているのか、人気レストランには一度足を運んでみるべきです。味はもちろん、立地、内装、サービスなどにも目を配ります。また、グアムの現地チャモロ料理はアジア各国や太平洋の食文化の影響を受けているため、日本食と共通する部分もあります。そのあたりも研究すると、さらにメニュー創作のアイディアが湧いてくるかもしれません。


日本人には飲ませよ!

ドリンクは利益率も高いですから、食事以上に稼げます。

しかしグアムの人たちはレストランで食事はしますがあまり飲まず「お酒を飲むのはバーで」という人も多いです。

しかし逆に日本人は飲みながら食べる「居酒屋スタイル」が多いですから、お酒やおつまみメニューも充実させたいです。日本からも「グアムに居酒屋ないですか?」という問い合わせを何度もいただきました。日本人観光客はグアムでも、いつものように楽しく美味しいお酒をいただきたいようです。また、グアム在住の日本人も仕事帰りは居酒屋メニューで一杯やっています。

食事もお酒も楽しめるお店が成功のポイントです。

成功した人がいる反面、失敗した人も少なくありません。次回はそのことを書いていきます。

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